雑記ブログ。あと自論。名前はまだない。

気がついたら論語を読んだ感想がメインのブログになってしまいました。そのうち何とかします。後、下らない小話的自作小説も書いていますのでお時間があれば是非!

論語 為政第二13『子貢問君子、子曰、先行其言、而後従之』

原文:

子貢問君子、子曰、先行其言、而後従之、

読下し文:

子貢、君子を問う。子の曰わく、先ず其の言を行い、而(しか)して後これに従う。

現代語訳:

子貢は君子について尋ねました。先生はおっしゃいました。「まずは実行することです。その後で自分の意見を言うのが君子というものです。」

 

 「言うは易く行うは難し」という諺と、「案ずるより産むが易し」という諺がありますね。

 この二つの諺はお互いに矛盾しているものなのか、それとも矛盾がないのものなのか昔から気になっていました。

 この二つを不等号で表してみるとこうなります。

  • 言う<行う
  • 案ずる>産む

 さて、こうして並べてよく考えてみると、そもそもこの二つの諺は同じ事を問題にしているのかどうかという疑問が湧いてきます。

 片方は、「言う」と「行う」を比べていて、もう片方は「案ずる」と「産む」を比べているわけですからひょっとしたら全然違うものを比べているのかもしれません。

 では、「言う」ことは「案ずる」より簡単なのか? そして「行う」ことは「産む」ことより難しいのかという、また新たな問題が浮上してきます。

 いや、ひょっとすると二つを掛け合わせて、

 

「言うことは簡単だけど行うことは難しい。でも、あらかじめ心配したよりはずっと簡単だ。」

 

 ということになるのかもしれません。

 こうやって整理して考えてみると、私たちの行動や、行動する勇気を阻害しているのは、常に自分の中の諸々を不安や心配事であり、君子というのは自分の中の不安を克服し、実際に実行するだけの行動力を持っている人だということかもしれません。

 だから実際に実行できるし、実行した結果を人に話すこともできる。

 こういう姿勢は、私もなんとか見習いたいものですね。

 

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