雑記ブログ。あと自論。名前はまだない。

気がついたら論語を読んだ感想がメインのブログになってしまいました。そのうち何とかします。後、下らない小話的自作小説も書いていますのでお時間があれば是非!

論語 学而第一12『有子曰、礼之用和為貴(礼の用は和を貴しと為す)』

原文:

有子曰、礼之用和為貴先王之道斯為美、小大由之、有所不行、知和和、不以礼節之、亦不可行也、

読下し文:

有子が曰わく、礼の用は和を貴しと為す。先王の道も斯れを美と為す。小大これに由るも行なわれざる所あり。和を知りて和すれども、礼を以てこれを節せざれば、亦行なわるべからず。

現代語訳:

有子はおっしゃいました。「"礼"の働きとして"調和"があります。昔の聖王も調和をもって立派に国を治めていました。しかし小事も大事も調和だけに則って行おうとしても、なかなかうまくいかないものです。ただ調和だけに頼るのではなく、"礼"をつくして調和をはかるようにした方が良いでしょう。

 

  聖王というのは中国では「徳の高い王」という意味ですね。

 中国には夏王朝以前に「堯」「舜」「禹」という聖王がいて、今でも大変敬われているらしいです。

 まあ、王様というよりは「治水工事の指導者」といった方が正確かもしません。

 世界四大文明の例に漏れず、古代中国でも黄河揚子江といった大河の流域で文明が起こったといわれています。

 大河は人間に様々な恵を与えてくれました。生活用水、農業用水だけでなく、魚をはじめとする様々な食べ物。人間は河から離れては生きていけません。

 しかし大河は同時にさまざまな災いも人間に与えました。一度反乱を起こせば人間も家も田畑も家畜も洪水によって飲み込まれてしまう。

 人間は水から離れては生きられない。でも、その水によって殺される。ということが長い間ずっと続いていた。

 

 そんな時代に現れたのが、「堯」でした。

 

 堯は人々に向かって、「力を合わせて大河に打ち勝とう。人間一人一人の力は大河に敵わなくても、みんなで力を合わせればきっと大河を治めることだってできるはずだ」と言います。

 この堯の言葉に人々は一致団結して治水工事をはじめます。

 でも、古代の治水工事はとても一代では終わらなかった。

 そこで堯は、自分の後継者に「舜」を任命し、舜は「禹」といった具合に代を引き継いでついに治水工事を完了させます。

 後に中国となる原始国家はこうして形成されましたという中国の伝説ですね。

 

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