雑記ブログ。あと自論。名前はまだない。

気がついたら論語を読んだ感想がメインのブログになってしまいました。そのうち何とかします。後、下らない小話的自作小説も書いていますのでお時間があれば是非!

論語 八佾第三9『子曰、夏禮吾能言之(夏の礼は吾れ能くこれを言えども)』

原文:

子曰、夏禮吾能言之、杞不足徴也、殷禮吾能言之、宋不足徴也、
文献不足故也、足則吾能徴之矣、

読下し文:

子の曰わく、夏の礼は吾れ能くこれを言えども、杞は徴(しるし)とするに足らざるなり。殷の礼は吾れ能くこれを言えども、宋は徴とするに足らざるなり。文献、足らざるが故なり。足らば則ち吾れ能くこれを徴とせん。

現代語訳:

先生はおっしゃいました。「夏の礼制について私は話すことができますが、その子孫にあたる現在の杞の国については、私の話を証拠立てるようなものは何もありません。また、殷の礼制について私は話すことができますが、その子孫にあたる現在の宋の国については、私の話を証拠立てるようなものは何もありません。ともに文献が残っておらず、賢人もいないからです。もしそれらが十分であれば、私の言うことが正しい証拠にできるのですが、残念です。」

 

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論語 八佾第三8『子夏問曰、巧笑倩兮(巧笑倩たり)』

原文:

子夏問曰、巧笑倩兮、美目盼兮、素以爲絢兮、何謂也、子曰、繪事後素、曰禮後乎、子曰、起予者商也、始可與言詩已矣、

読下し文:

子夏問うて曰わく、巧笑倩(せん)たり、美目盼(はん)たり、素以て絢を為すとは、何の謂いぞや。子の曰わく、絵事は素を後にす。曰わく、礼は後か。子の曰わく、予(わ)れを起こす者は商なり。始めて与(とも)に詩を言うべきのみ。

現代語訳:

子夏が先生に尋ねました。「詩経に『笑えば口元のえくぼが可愛らしい。目元はパッチリと美しく、その上白粉でお化粧をしてなんとも麗しい』という詩がありますが、どういう意味でしょうか。

先生はおっしゃいました。「絵の場合なら、色彩を施した後に、胡粉で仕上げるようなものだろうね。」

子夏は言いました。「すると礼は人の仕上げにあたるのでしょうか。」

先生はおっしゃいました。「商よ、君には私も教えられる。それでこそ一緒に詩の話ができるというものだよ。」

 

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論語 八佾第三7『子曰、君子無所爭(君子は争う所なし)』

原文:

子曰、君子無所爭、必也射乎、揖讓而升下、而飮、其爭也君子、

読下し文:

子の曰わく、君子は争う所なし。必ずや射か。揖譲して升り下し、而して飲ましむ。其の争いは君子なり。

現代語訳:

先生はおっしゃいました。「君子は争いを好みません。あるとすれば弓の競射ぐらいのものでしょう。それも射場に上って矢を射れば射場から下りて、勝負が終われば勝者は敗者に酒を飲ませます。争う時も君子らしく争うのです。」

 

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論語 八佾第三6『季氏旅於泰山、子謂冉有曰(子、冉有に謂いて曰わく)』

原文:

季氏旅於泰山、子謂冉有曰、女不能救與、對曰、不能、子曰、嗚呼、曾謂泰山不如林放乎、

読下し文:

季氏、泰山に旅す。子、冉有(ぜんゆう)に謂(い)いて曰わく、女救うこと能わざるか。対えて曰く、能わず。子の曰わく、嗚呼、曽ち泰山を林放に如かずと謂(おも)えるか。

現代語訳:

季氏が泰山で旅の祭りをしようとしました。先生はが冉有に向かって、「お前の力で李氏の過ちを止めることはできないか。」と言われると、冉有は「できません。」と応えました。先生はおっしゃいました。「ああ、お前は泰山の神が林放にも及ばないと思っているのか」

 

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SS小説「スマートウォッチの品格」

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 現在海外で勢いがあり、日本の市場でも期待値も高く、ポストスマホとの呼び声も高い「AIスピーカー」。

 当ブログでも今後注目のAIスピーカーについて記事も書きました。

 

nakatico-ps.hatenablog.com

 

 それに比べて、以前にポストスマホとして盛り上がったスマートウォッチは、最近とんと浮いた話を聞かなくなってしまいましたね。

 最近のスマートウォッチがフィットネス関連の機能を強調しているところをみると、フィットネスの需要は一定量あるようですが、現状ではそれを超えて消費者に広まるということはなさそうです。

 

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論語 八佾第三5『子曰、夷狄之有君、不如諸夏之亡也 』

原文:

子曰、夷狄之有君、不如諸夏之亡也、

読下し文:

子の曰わく、夷狄の君あるは、諸夏の亡きに如かざるなり。

現代語訳:

先生はおっしゃいました。「夷狄の国にも君主がいて秩序のもとに国を治めています。それに比べて、戦で乱れた中国諸国の現状は本当に嘆かわしいことです。」

 

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論語 八佾第三4『林放問禮之本、子曰、大哉問(大なるかな問いこと)』

原文:

林放問禮之本、子曰、大哉問、禮與其奢也寧儉、喪與其易也寧戚、

読下し文:

林放、礼の本を問う。子の曰わく、大なるかな問いこと。礼は其の奢らんよりは寧ろ倹せよ。喪は其の易(おさ)めんよりは寧ろ戚(いた)め。

現代語訳:

林放が礼の根本について先生に尋ねました。先生はおっしゃいました。「大事なことだね。礼式は贅沢にお金をかけるより、むしろ慎ましいぐらいの方が良いでしょう。喪式は形式を整えるよりも、むしろ心からいたみ悲しむ方が良いでしょう。」

 

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